※この記事を参考に行うことはすべて自己責任でがんばってください。
家の回線がコミュファ光なのですが,貸出のHGWが30Mbps契約だと有線が100MBase-Tで縛られるクソ仕様なのでとっぱらって自前ルーターに頑張らせたいと思います。
LAN内くらい高速で通信したいですから。
今回の経路図としては
WAN→モデム→自前ルーター→LAN
です。
本来ならば,
WAN→モデム→HGW(貸出)→自前ルーター→LAN
としなければなりませんが,PPPoEのパススルーするくらいなら別に直接つなげばよくね?と思ったので自前ルーターで直接いきます。
なおコミュファ光はHGWを外すことをよしとしていないので自己責任でお願いします。
YamahaとかCISCOのルーターをセッティングできる知識があれば,何してるかはわかると思いますしリスクがあるのかないのか判断がつくかと思います。
難関はIPv6に対応させる部分で,あとの部分は大したことありませんでした。
TP-LINKのArcher C9とASUS ZenWiFi(CT8)で動作確認済みです。
要所としては,二つあります。
1つめ
WANの設定は,PPPoEセッションとします。
ユーザー名は契約時に送られてくる通知カードの
************@commufa.jp
を入力するとIPv4のみしか使えません。
そのためIPv6で接続するには@以下を下のように変更します。
************@v6a46.commufa.jp
番号は通知カードのものをそのまま書き込めば大丈夫です。
またパスワードも通知カードのものを入れればOKです。
この@以下の変更は,貸し出されているHGWのログを見るとセッションのユーザーIDが変更されており確認可能です。
あとのMTUなどは諸説あるので気になるのであれば変更してもよいかとは思いますが,1500でも1454でも1492でもコミュファ光はあまり変化なさそうですね。フレッツは1454にしないと速度かなり変化しましたが。
追記
コミュファ光のサイトに1454が最適との記述を見つけたため,MTUとRTU(ASUSのみ)は1454にしました(リンク)。
TP-Linkの例2つめ
あとは,IPv6用の設定を行います。
こちらの資料によりますと,RA+DHCPv6のようですのでそのように設定していきます。ここで注意なのは,コミュファ光はPPPoEシングルセッションになっているところです。過去にデュアルセッションにして大変なことになった先人の方をネット上でお見受けしたのでここは十分注意が必要です。
ASUSの場合ですとIPv6の設定タブに移動し,nativeを選択しインターフェースがPPPとなっていればOKです。TP-Linkですと,PPPoEを選択し,「IPv4と同じセッションを使用する」に必ずチェックを入れます。そのほかの設定はデフォルトで問題ありません。
TP-Linkの例
これでコミュファ光の恩恵をすべて受けながら自前のルーターを使用することができるようになります。
以上のWANとIPv6の設定の二つさえ気を付ければ簡単に自前のルーターでルーティングすることが可能です。前までのTP-Link時代はIPv6につながらないと思っていましたが,ID書き換えればIPv6のアドレスもちゃんと降ってきました。